「土曜日恒例!
ひぐらしレビューはじまるぜ!」
「とりあえず、俺のアイコンが増えました」
「いきなりひぐらし関係ねぇ!」
「ふふ、これからは俺のことを綺麗なライ様と呼ぶがいい」
「まったく、サクラさんからもなにか……」
「最強美少女サクラ様と呼ぶがいい」
「さいですか……」
前回までの
「オゥ、シーット!
ひぐらしはホラーゲーじゃなくてギャルゲーだったのか!?
サクラ、衛星の情報を送ってくれ!」
「大統領、わたしにメイド服を着ろというのですか!?
いくらわたしが美少年だからって……うわっやめてください!」
「なんですか、この嘘予告は」
「本日のレビュー。
ファミレス行きましたー。
カレー大会やりましたー。
終わり」
「ひ、ひでぇ! どんなレビューですかそれ!」
「しかたねぇだろ、ホントのことなんだから!
それにしてもこの圭一はギャルゲーの主人公かッ!
どうみてもホラーゲームとは思えないぜ!」
「ホラーパートと日常パートが分かれてるからなぁ。
とりあえずプレイした感じ3:7くらいに思えるわ」
「とりあえず真面目に俺がレビューしてやろう」
圭一親父に連れられてファミレスにいった、
グルメで有名な圭一親父が唸るという店!
圭一は期待を隠せないッ!
しかし出てきたのはフツーのファミレスの料理ッ!
怒鳴る圭一!
クレイマーとして覚醒した圭一だが、
そこにあらわれたのは先週メイド服を着せやがったあんちくしょう!
魅音だったッ!
かなりきわどい制服を強制され、恥ずかしそうにもじもじしてる魅音ッ!
全米が熱望した圭一の言葉攻め作戦が開始される!
「全米が熱望したってなんですか、嘘はいけませんよ……」
「つぎカレー編な」
「レビュー早ッ!」
「ある意味いつものことだけどな」
あるところにカレー好きの女の子がいました。
その女の子はカレーがとてもとても好きで常にカレーライスを食べ、他のものでもカレーとついてなければ食べれないほどの重度のカレー中毒者でした。
その女の子は学校の先生になりました。
生徒を奴隷にように扱い、家庭科の授業でカレーを作らせました。
しかし不幸な生徒(前原圭一)がカレーの鍋をうっかりぶちまけてしまいました。
カレーの出来が成績に直結するので、圭一はどうにかしようと考えました。
しかしカリーのパン(鍋)がイントゥ・ザ・校庭のせいで、再起不能でした。
これはジョジョ3部でDIO様がやられたときよりもオラオラだと圭一は思いました。
しかし、この圭一にはそれがない、あるのはシンプルな思想だけだ
調理や……方法なぞ……どうでもいいのだっ
食らえッ、このおにぎりはッ! 勝った! 死ねぃ!
……今学期のきさまの成績は赤点になる
てめーの敗因はたった一つだぜ、圭一
たった一つのシンプルな答えだ
『これはカレーじゃない』
「って、まんまジョジョ3部のラストバトルじゃないですか!」
「いや、まぁそうなんだけど実際そんなに変わりないと思うぞ
ストーリー的なものが何もすすまんのでレビューしようがないし
ひぐらしの醍醐味的な推理どころの騒ぎじゃないからなー
来週に期待したい!」
「あと、せっかくだから新アイコン使うぜ」
「あ、俺も俺もー」
「みんなずるい! 私にもあたらしいアイコンくださいよ!」
「それじゃこんなんどうだ?」
「ぐはっ」
しんやです。
突然ですがハードが壊れると、かなりへこみますな。
新しく買ったときのような楽しみもなく大量出費
しかも修理に出したら出したで高いという罠だよ。
というわけで壊れやすいハードランキングとか勝手にやっちゃうよ。
まず第3位
ワンダースワン
「しらねぇよ、そんなゲーム機」という反応は実に正しいです。
バンダイのゲームボーイみたいなゲーム機です。
ソフトによって縦画面だったり横画面という斬新なゲーム機でしたが、
斬新過ぎたため、キラータイトルに恵まれずという典型的なパターンに。
おまけに僕のワンダースワンは電池入れる部分がぶっ壊れていたのか
10分以内で接触不良による強制終了の確率が70%以上と
ゲームどころの騒ぎじゃなかった。
スパロボは一機動かすごとに中断セーブ、
RPGはもうセーブポイントを離れられず次の街に行けないと言うトンでも仕様。
しかもサポセンに電話したら電池の接触不良じゃないっすかね、という対応。
腹が立ってぶん投げたのは言うまでもなかった。
僕のだけ不良製品だったんじゃないかと子供心に疑ったが
周りに誰もいないので検証不可能だった(当時はネットなどなかったし)
で、第2位
セガサターン
いや、セガが名機というのは僕もよく知ってるよ。
すばらしいタイトルがたくさんあるのも知ってるよ
だけどセガはやってくれるんだよ。
セガサターンは本体セーブと拡張メモリ(セガのメモリーカード、スーファミのカセット並みにデカイ)というのがあって、どっちでもセーブできるんだけど
本体にはプレステで言うと10ブロック程度しかないんで、
基本的に拡張メモリを使うわけですが。
この拡張メモリ、やってくれるわ!
接触不良で10回以上読みこまんなど朝飯前で、
やっと認証したと思ったらデータが全部消えてるとかバグってるとか……
認証したと思ってゲーム開始したら途中から仕様使用不可能になるとか
微妙! 微妙すぎる…! 何度泣いたかわからんぞ!
そんなだから筆者はプレステを始めてやって感動しました。
データが消えない! ちゃんと認証してくれるよ!
「……それ、当然だから!」
堂々の、第1位
プレイステーション2(薄型以前のタイプ)
ディスクが読み込めませんに何度泣かされたか!
高い買い物なのに1年くらいでほとんどゲーム読み込めなくなるし
なんかディスクを入れるときぃきぃ音が鳴るし、
ディスクトレイのボタン押すと誤反応起こすし!
修理に出して12000円払ったけど(当時新品でPS2を買うと19800円だった)きぃきぃ音鳴るのは改善されず
半年後にまたおんなじ症状が起きて発狂しかけた。
腹たって薄型PS2を買ってからはそういうこともなく
快適な毎日を過ごさせてもらってます。
以上、壊れやすいハードランキングでした。
思い切り主観はいりまくりですけどな。
壊れやすいといえば逆にニンテンドー商品のタフさは半端じゃないです。
高いところから落とそうが、ぶん投げようが、真夏の車にほったらかそうが、
やつらは動きます。
いまだに15年前のスーファミの本体動いてるしな。
タフすぎる……見習ってくれ他機種。
「よい子のみんなぁぁぁぁ
ひぐらしレビューの時間だよぉぉぉ」
「開始早々から騒がしいですね」
「さぁ前回のポーカー対決で惜しくも敗れた帝王魅音。
しかし帝王も黙っちゃいなかった、
朝早くに圭一を電話で呼び出しリベンジマッチを要求する。
よいこのみんなはもちろん前回のエピソードを覚えてるよな!」
「前回って……
前回が1年以上前ですからまったく覚えてないですよ、読者も僕も」
「うるせーー!!」
「ええええっ!?」
「えー、本日の部活は現金輸送車を襲うことです」
「ちょ……いつからこの作品はグランドセフトになったんだよ」
「何か聞きたいことは」
「そんな襲ったら洒落にならないよ!」
「目標は10億円です」
「聞けよ!」
「ん~、困ってるようだなブレンダ(ビバリー・ヒルズ風に))
「なんかおかしいよ、このひと!(あと俺はブレンダじゃねぇ!)」
「これがヒナミザワンジョークさ、AHAHAHA!
(笑い方はアメリカ風に、開いた両手をくの字に伸ばして大声で!)」
あんまり笑えないヒナミザワンジョーク
「とりあえず強盗はやばいということで、
村から街のほうにサイクリングして、おもちゃ店につきました、と
で、ゲーム大会に参加します、と」
「オーゥ、グーーッド説明ね、ヒュー」
「いつまでやってんだ、おめーは」
「おもちゃ屋の決戦! 血走る視線! 5万円をめぐり醜い戦いだぜ!
帝王魅音! 策士圭一! 他3名! 己の血もうずくわぃ!」
「にしてもゲームやってばっかだな、
ひぐらしってホラーじゃなかったのか?」
「ひゃっはーッ! うひょーーーッ。イッヒヒィ!」
「誰も死なないじゃねーか、なぁヒュー、ヒューってば」
「テメェら黙ってプレイしろ!」
「はい……」
「はい……」
「とりあえず気になったのがこのポスターの絵が
どうみてもデュエルマスターズにしか見えない件について」
「本編関係ねぇな……おい」
「だってよぉ、そんなネタバレしまくっちゃ悪いだろ
……っていうか、ホント部活(ゲーム)やってるだけだし、
面白いとか以前にあんまりレビューに向かなくね、ひぐらし」
「お前はカイジか! と思うほどいろいろゲームをやっている。
ひぐらしって実はそういうゲームなのか?
「にしてもなんかダムとかそういう話があった気がするが、
あの話もどうなったんだ」
「なんかダム建設の話はまったくなくなってるよなぁ」
「さて部活もやっと決着ついた、次のエピソードに進む、と……」
「また部活かよ!
なにこのスパロボで戦闘パート終わったら
会話もそこそこに次の戦闘パートになったような理不尽さは!
あぁっ! もう俺がひぐらしのジャンル決めるとしたら
ときめき青春部活ゲーだねッ! ぜんぜんこわかねぇよ!
部活ばっかりじゃねぇか、部活だよ! 青春だよ!
帰宅部の俺にはわからねぇよ! リア充め! ぺっ!!
どうせ俺はウチ帰ったらアニメ見るかゲームやるかの毎日だよ
文句あっかッ!?
もう怒った! このエピソードを1行で終わらせてやる
どうだ、勝ったっ! ひれ伏せッ!
結局圭一が負けて、バツゲームはメイド服でかばん持ちでした。
こういうしかないんだよ、他にどう表現すりゃいいんだよ」
「ライさん……」
「なんだ!」
「ぐだぐだ感がひどくなってますね」
「うぐぅ!」
「ライの言うことなんて信じないで
よい子のみんなは是非とも買ってプレイしてくれよな」
PS2でもっとも面白いロボットアクションはなーに? ってもし聞かれたら、僕はアーマード・コアかANUBISを間違いなくオススメするでしょう。どっちも面白いのですが、どちらかといえばアーマード・コア特有の機体構成の難しさ(魅力でもあるんですけどね)がない分、ANUBISのほうは万人受けするゲームだといえます。
ANUBISでは主人公機ジェフティが高速でフィールドを駆け回り、敵を切るわ、建物の支柱を掴んでぶん投げるわとやりたい放題です。
このジェフティ、オービタルフレームと呼ばれるロボットたちの中でも最強の機体のひとつで、ラスボスであるアヌビスと対を成す存在となってます。
なので道中の雑魚戦では最強機ジェフティが設定どおり恐ろしい活躍を見せ、敵軍の汎用オービタルフレーム相手に爽快なアクションでボコボコにするのは、これはもうホント面白くて面白くて。
またストーリーのほうもメタルギアソリッドシリーズで有名な小島監督が監督・脚本をやっており、期待を裏切らない出来栄えとなっています。
なにより渋く熱い男ディンゴは、少年風の主人公と違い大人の風格をかもし出して、メタルギア同様に一種の洋画にも感じ取れてしまいます。
ちなみに本作はZ.O.Eことゾーン・オブ・エンダーズという作品の続編なのですが、前作をまったくやってなくても問題ありません。ストーリーダイジェストはANUBISでも見られますし、前作でジェフティに乗ってた主人公はレオというのですが今回はまったくジェフティに乗せてもらえず、本作主人公であるディンゴにもうぜぇとか言われる始末、悲惨すぎる……まったく関係ないけどガ○ダムシードスティニーのシンという主人公を思い出した、合掌。
アヌビス公式サイトはこちら
http://www.konami.jp/gs/game/zoe2/japanese/
いきなり話がそれてしまうんですけど、当時僕は誕生日にせがみにせがんで次世代機を買ってもらう約束を親としてました、セガサターンかプレステ、どっちにするか寝ずに悩んだものです。いま考えるとトホウもなく馬鹿な悩み事ですが、当時インターネットなどない時代で、口コミだけが頼りでした。
悩んで悩んで悩みぬいても結論が出ず、誕生日が差し迫ったある日、父親の同僚らしいおじさんがうちにきて、セガだよセガ、やっぱセガだよ、と根拠もなくセガをプッシュしていきました。
純粋だったしんや少年はその言葉を信じてセガサターンを買いました
しかし、ふたを開けてみるとセガはマイナーでした。
いや、セガサターンの悪口を言うわけじゃないんですよ。というか僕はいまだにセガサターンがゲーム機史上最高のものの一つであると信じてますし、実際性能もプレステより格段によかったと思うんですけど、やはり玄人向けというかぶっちゃけマイナーなんです。
クラスメイトがファイナルファンタジーⅦやゼノギアスで盛り上がってる中、ガーディアンヒーローズ最高、ドラゴンフォースおもしれー、ポリスノーツ最高だ、と(どれもあんまり知られてないだろうな……)かなりひねた小学生と化していました。
思えば僕のマイナー嗜好やマニアックなもの好きというのはこのころに培われたのかもしれません。
しかし当時RPG狂(なぜか小学生くらいってみんなRPG大好きだよね)のひとりであった僕は気付いてしまった、セガサターンは正当派RPGがほとんどない!
中古屋巡りをしてもない! ましてやセガユーザーなど周りにいないから情報もない! そんなときゲーム雑誌で見つけた新作、それがグランディアでした。
雑誌に載ってるインタビューでは、よく覚えてないですけど正当派RPGだ!とべた褒めされてて、僕は立ち読みした雑誌をすぐに戻して家に帰るとお金を持ってゲームを買いに行きました。
そのときのキャラも何も書かれていない緑色のあのパッケージはいまだに覚えてます。
ちなみに僕が買ったのはセガ版だったのですが、グランディアは大変高評価を受けプレステに移植されています。
(ゲームアーカイブスにもあるのでPSPやPS3でも楽しめます)
さて、無駄話もほどほどにグランディアのことを、
主人公は港町に住む元気な少年ジャスティン。
冒険者だった父親に憧れていつかは自分も冒険者になるべく近所の悪ガキや幼馴染の女の子スーと冒険ごっこをする毎日。
でも、やっぱり父さんみたいに本当の冒険者になりたい。
そのためにはどうにかして船のチケットを手に入れなきゃ。
序盤はそんなストーリーです。
RPGとしてはオーソドックスなのですが、最初から勇者とかではなくて冒険者に憧れるただの少年だとか、町の人みんなセリフが凝っていて、何回も話していろいろ聞けるので、ついつい3回も4回も話してしまいます。こういう町めぐりもグランディアの魅力ですね。
戦闘システムについては基本的に攻撃、魔法、アイテムなどコマンド入力式なのですが、
リアルタイム式でゲージのようなものがあり、ゲージが9割がた溜まったときにコマンド入力を行ない、残りの1割(詠唱時間と呼ばれる)がたまってコマンドを実行します。ただし、たとえば強力な呪文などをコマンドするとゲージのたまりが非常に遅くなります。反対に通常攻撃やアイテムはほとんど一瞬でたまります。
この要素がミソで、実はこのゲーム、IPダメージという特殊なダメージがあります。
要するにゲージに対するダメージで、特殊攻撃や必殺技などに設定されてます。このIPダメージを受けると、行動ゲージが減少されてしまいます。
問題なのは、詠唱時間中の場合このIPダメージを受けた場合、その行動を強制的にキャンセルすることが出来るのです。
つまり、敵が強力な呪文をのろのろ唱えている間、強力なIPダメージを持つ技で相手の行動をキャンセルしつつ、逆にこちらは一気に畳み掛ける、といった深みのある戦闘が出来るので、力押しだけでなく頭脳戦という要素もあるんです。
もうこれが楽しくて楽しくて、グランディアは戦闘も楽しみでした。
ストーリーも素直で元気な少年ジャスティンの成長の物語で、ストーリーが進んでいろいろな経験をつんでいくうちに大人になっていくジャスティンを見守るのが自然と楽しみになって、元気なジャスティンの成長に見守ってるこっちも優しい気持ちになってきます。
グランディア、このソフトを僕は自信を持ってオススメします。
アーカイブの公式サイトはこちら。
この感動を一人でも多く味わってもらいたいです。
http://www.gamearts.co.jp/products/psn/psn_grandia.html