「いや~、洞窟物語おもしろいなおい!
こんな楽しいゲームをフリーで配っちゃっていいのかよ!
このレトロ調なグラフィック!ぴこぴこしているレトロ音源!
あっさりとしかし奥が深いストーリー!
いやホントこれがタダなんじゃ、
世の中のゲームクリエイターが涙目になっちまうぜ」
「おいおい……
ひぐらしのレビューでいきなり他のゲームを褒めまくるなよ。
このままじゃ永久にこのコーナーが終わらないだろ」
「でもそのほうが俺たちの出番が増えていいじゃねぇか」
「だがライ、このレビューを待っている全国のお友達がいるんだぞ」
「だけどよぉ、このひぐらしってゲームいまだによくわからねぇんだよ。
どこからわからねぇかって言うともう全部わからねぇんだよ。
ホラーだって聞いたプレイしてるのにまだ一人も死んでないんだぞ」
「たぶんこれから死ぬんだよ、だから黙ってやれ」
「だいたいオヤシロサマだかなんだか知らねぇけど、
ぶっちゃけ迫力ないんだよなぁ……
日焼けマシンに閉じ込められて皮膚がただれて死ぬとか、
60マイル以下の速度で走ると爆発するバスに乗っちまったとか。
それがダメならトイレに爆弾でも仕掛けるとかしろよ」
「おいおい、オヤシロサマを馬鹿にするとたたられるぞ?」
「誰にたたられるんだよ」
「えーと……うーん……
そうだな……CIAとかかな?」
「なんでだよ!?」
「まぁとりあえずレビューだ。」
「そうそう、その調子」
「まず始まるとこんな感じの小部屋に出る
ドアがあるから下キーを押せば出れる。
カービィと間違えて上キーを押すんじゃないぞ」
「…………」
「で、出ると通路に出くわすわけだが右のほうに行けば出口がある。
しかし武器なしじゃドアを通せんぼするモンスターに殺されちまう。
だから左のほうから降りて武器を取りに行くんだが、
赤いトゲに刺されると一発アウトで――」
「おい」
「……なんだ、人が珍しく説明してると言うのに」
「お前この記事のタイトル見ろよ」
「……なんでだよ」
「……見てこい」
「は、はいッ! 見てきますッ!!」
「……なんて書いてある」
「は、あの……ひぐらしプレイ日記と書いてあります!」
「わかったら黙ってヒグラシやれ」
「い、イエッサー!」
「お、おい! 急に刑事のおっさんが出てきたと思ったら
トミタケさん死んじまってるっていうじゃねぇか!」
「馬鹿な!? あいつがこんな早く死ぬかよ!
これはきっと警察の陰謀に違いない
トミタケさんが自殺なんてしちまうものかよ!」
「喉をガリガリ、ガリガリやったらしいぜ……
ガリガリ、ガリガリ……
あー、ガリガリ君食いたくなってきた、ソーダ味
っていうか普通に考えてトミタケさんが死ぬわけないだろ
だいたい喉かきむしりながら片手で角材持って
暴れるってどんだけ器用なんだよ」
「なんか前原(主人公)が怪しいな。
たぶんこのデカはトミタケさんが死んだとウソの情報を流して
前原を泳がせようとしているんじゃないのか?」
「だとすればトミタケさんは警察関係者か?
とすればオヤシロサマの祟りも生贄もでっち上げってことになる。
……なるほど、なるほど、そういうことか」
「ダム……か、そこまでダーティな手を使っても建てたいものかね」
「たかがダムでここまでやるかよ」
「どういうことだ?」
「奴らネクサス6型、アンドロイド――」
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