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2024/11/17 08:53 |
日常の危険



 ある昼のこと、何気なく散歩していると、歩道から小学校を見かけた。
 その小学校は行こうと思えば自転車で5分、
 バイクならものの1分で着いてしまいそうな近くにある。

 だけどわざわざ小学校に行く用事もない。
 通っても素通りしていることが多いので、
 久しぶりに見た僕はなんだか当時を色々思い出していた。

 と、思い出に浸っていると。僕は突然激しい違和感に襲われたのである。
 それを確認したくて、僕は急いで小学校のほうに歩いていった。
 もちろん無断で小学校にはいれそうにないので柵の外から見ることにする。
 そこまで来てようやく違和感の正体に気づくことが出来た。
 ジャングルジムだ。

 僕のころのジャングルジムに比べて、それはずいぶん小さくなっていた。
 むろん、僕が大きくなったから小さく感じるとかそういう問題じゃない。
 あの高さと、てっぺんからの眺めは死ぬまで忘れるものか。
 
 たぶん、改装したんだろう。
 よくみると他の遊具もずいぶんなくなっている。
 落ちたら死にそうな高さのジャングルジムを筆頭に、
 これまた落ちたらタダですまなそうな木と鎖のアスレチックもない。

 僕は急に時間の経過を感じた。
 遊具は安全なジャングルジムとすべり台が代わりにあって、
 子供たちは休みだってのに楽しそうにキャーキャー遊んでいた。


 「子供のころに戻りたいですか?」
 皆さんはどうだろう。僕はノーだ。
 子供に戻ってしまったら、思い出を否定してしまうような気がする。
 あのジャングルジムが、思い出から失せてしまうような気がする。

 ただ、僕の高所恐怖症はあのジャングルジムで植えつけられた気もするし、
 僕の友達も何人か落ちて怪我してたので、撤去は正解だと思う^^



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2007/06/10 10:47 | Comments(0) | TrackBack() | 日記

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