「いやよぉ、ホント暇だな。正月ってのはよ。
テレビはつまらねぇ特番ばっかだしよ、もっと洋画やれよ」
「そうか? のだめとかあって俺は楽しかったけどな」
「しかしあれは酷かったですねぇ、ダ・カーポⅡ。
あのエンディングはありませんよ、どうなってるんですか
いろいろ伏線張っといてスルーするのが流行りなんですか?
あれは人としてどうかと思いますよねぇ、ジミィさん」
「……ん……あぁ、そうなんじゃない?」
「おいおいどうしたんだよ、ついにボケたかジミィ・ティッケル」
「いや、ぶっちゃけどうでもいいしな。アニメとか。
オタクはいちいちうるさいんじゃ……やれ原作と違うだの
……問題はそれ以前のところじゃろ……!」
「ま、まぁとにかく折角全員集まったしなんかしようぜ。
正月くらいは遊ばないと体が持たないぜ、
レビューだのはやっぱりつらいからな」
「なに言ってるんですか、
ゲームしてレビューして出番まであるなんて最高じゃないですか!
そんなこといってると罰が当たりますよ!」
「いや、正直ひぐらしは相性悪いような気がするんだよなぁ。
こう……なんか……例えづらいんだけど
例えるとトレンディドラマにセガールが出てるみたいな?
お前なんでそこにいるんだと指差されるような感じなんだよな」
「ライ……」
「いや、いいんだ。これが俺の仕事だからよ。
これないとホントに忘れられちゃうからよ」
「……私が代わりましょうか?」
「いいのか、頼んでも……」
「もちろんですよ……前から思ってたんです。
私のほうが適任じゃないかって」
「そうか……」
「だから安心して私に任せ――」
「だが断る」
「!?」
「……ライ、お前それ言いたかっただけだろ」
「当たり前だ。いやー、やっぱ年始はジョジョネタに限るわ。
こんなオイシイ仕事やるわけねぇだろヒュー」
「ひ、ひどい! 騙したんですね! ||||(・・、)」
「うるせぇ! 世の中弱肉強食なんだ!」
「ごめんなさい、遅れたわ」
「!?」
「!?」
「!?」
「そうだこいつのこと忘れてたーーーッ!」
PR
トラックバック
トラックバックURL: