「よっ、サクラ」
「ん? どうしたんだよライ。いやにご機嫌だな」
「いや、ひぐらしってゲームのレビューをしてみないかって言われてよ。
つまりレギュラー確定みたいな? 俺大出世みたいな?」
「おー、すげぇな。良かったな。親友として素直に喜ぶとするよ。
そんでなんだ。そのひぐらしってゲーム」
「さぁ? まぁとりあえずプレイしてみようぜ」
「ん……最初はシナリオセレクトらしいな」
「シナリオセレクトか……別にどれでもいいんだがな」
「とりあえずこの鬼隠し編をやるんじゃないか?
オープニングとか何とか書いてあるし」
「シナリオ紹介は、えーなになに? 難易度は非常に高い。
ほぅ、面白そうだぜ。よしクリック」
「……いきなりごしゃごしゃって効果音ばっかだな」
「よく分からんな。どういうゲームなんだこれは」
「あ、ごしゃごしゃ終わった」
「よく分からんがシリアスなストーリーだな」
「あ、またごしゃごしゃ始まったな」
「なんかいきなりエグイ始まりかただな……」
「よく分からんがプロローグは終わったようだな」
今度は主人公の圭一とやらが引っ越した話か?
なんだなんだ、引越し先は自動販売機すらないのか」
「自動販売機がないのか、そりゃ不便だな」
「同じ時代かを疑うような田舎だそうだ」
「そりゃ自動販売機がないからなぁ」
「自動販売機は大切だよな」
「自動販売機がねぇと生きていけねぇよ」
「今度は登校か。まぁ普通な展開だな」
「おいサクラこの学校にはトラップがあるらしいぞ」
「そうか、なるほどな。トラップか。そうか」
「しかも圭一は初日にいきなり石の入った黒板消しを食らったらしいな」
「すげーイジメだな。ジャイアンでもそこまでやらねーぞ」
「圭一はよほど嫌われてるようだな」
「おいライ、今度は女の子たちが圭一に近所を案内してくれるらしいぞ」
「お前、面倒くさくなってきただろ」
「そんなことはないぞ」
「そうか? なんだかテンプレみたいな会話になってねーか?」
「おいライ、神社に着いたぞ。全員で弁当を食い始めたようだ」
「激しくどうでもいいな……
それに最初に書いてあった難易度ってなんだよ……
難易度どころか選択肢もねぇよ」
「そういえば聞いたことがある。
ひぐらしのなく頃には選択肢がないと!」
「ば、馬鹿な!? それじゃ難易度ってなんなんだ!? 教えてくれ!
ひぐらしは途中からアクションか格ゲーにでもなるって言うのか!?」
今日のまとめ。
・雛見沢はすごい田舎。
・主人公とクラスメイトと、総勢5人で弁当を食べた。
・りんごのうさぎは陰謀で奪い取られた。
・難易度が高いっていう意味がまったく分からない。
TO BE CONINUED......
「カップラーメンを買ってきたんだ、食おうぜ」
「いいないいな」
「……ん、ポットのお湯が切れてるみたいだな。
おいハチ、ポットに水を入れといてくれ」
「ほい来た! ……ん? なんだこの水、変な色してやがる
それにベタベタするし……これ、ジュースじゃねぇの?」
「はは、バカいうなハチ。
蛇口からは水が出るもんだって昔から決まってるんだよ」
「そんなこといっても兄貴、これどうみてもジュース……」
と、軽く小説風にまとめてみました。
昔の僕の夢のひとつだった、ジュースの蛇口です。
いま考えるとやばいですね、これ。
手や顔をジュースで洗うんですよ。……全然洗えてない。むしろベタベタ。
……怖いです。ハチとか来そうです。
ところで、お菓子の家を皆さん知ってますか?
ヘンゼルとグレーテルという少年と少女が、
確か森に迷い込んで偶然見つけた家がお菓子の家という話。
お腹のすいてた彼らはそのお菓子の家を食べてしまうのだけど、
僕は長いことこのお菓子の家ってのに憧れててね。
正直、一度住んでみたい。
だって「お菓子」の家だよ。もうお菓子食い放題みたいなもんじゃないか。
……ただ、お菓子の家を食うってのは諸刃の剣なんだよね。
だって自宅食ってるんだもん。ちょっとそれはヤバイ。
あと、お菓子の匂いにつられてハチが来ないか本気で怖い。ハチ嫌い。
結論:僕の天敵はハチ。
あの、まぁ、タイトルそのまんまなわけですが。ゲーム買いました。
サクラ大戦3というゲームです。あのサクラ大戦の3です。
帝国な歌劇団たちのゲームです。
このサクラ大戦は僕にとっても色々思い出深いゲームなので、
勝手に語りたいと思います。
まずファーストコンタクトは夢でした。
つまりあれです、夢に出てきました。なぜか。
まことに珍妙な出来事ですが、僕はこれを何度か体験してます。
それで買うと、大体大当たりだったりします。
僕はこれを「霊感」か「第六感」と呼んでます。
で、色々あって夢を信じて買いに行くことにしました。
セガサターンも当時は今ほど冷遇されておらず、
カテゴリされた棚に1500円ととても安いお値段で並んでました。
1と2があったのですが、当時の僕は「新しいほうがいい!」
と、新しい物好き信仰だったので1すっとばして2から買いました。
霊感はものの見事ビンゴで、すごく面白かったわけです。
そんなこんなで僕はサクラ大戦にはまってたのですが、ここで問題が。
サクラ大戦3がドリームキャストで発売との告知……
うぅむ……ドリキャスか……
それがサクラ大戦と決別するきっかけでした。
続編はどんどんドリキャスでリリースされる。
しかし僕が選んだ次世代機はPS2(スパロボがやりたかった)。
仕方なく僕は涙を飲んで諦めたわけです。
それから数年後、なんとサクラ大戦がPS2でリメイクする!
という話を聞いてもちろん狂喜しましたともさ!
知った当日にゲームを予約するという気の入れよう。
10000円もする懐中時計がついてくるプレミアセットを買ったのもいい思い出。
……ではなかった
買ったはいいが日を追うごとに顕著に値段が下がっていく中古。
そして半年を過ぎる頃には僕が10000円で買ったプレミアセットが
なんと1500円にまで成り果てていた。ひでぇ……
あまりのひどさに、僕はこんどサクラ大戦3がPS2で出るという話を聞いても
予約もしませんでしたし、1500円くらいになるまで待っておこうと決めました。
しかし、それから2年。どこまわっても影も形もないサクラ大戦3。
僕はとうとう通販で購入しようとしました、
するとなんだかレアな品だそうでプレミアついてるみたい。
プレミア……。
中古のクセして新品より高いだと!? ふざけやがって!
そんなこんなで今日僕は定価5040円のところを、
中古4980円で手に入れてきました。
ほ、ほとんど新品で買ってるのとかわらねーッ。
だけど、手に入ってよかったです。
知ってるゲーム屋全部まわったかいがありました。
……え? オチ?
「別にオチはねぇよ……」
「疲れてるんです。そっとしてあげてください……」
友人がミクシィで地雷バトンというのを踏んだらしい。
地雷も危険だけど、地雷バトンも十分に危険だ。
なにせ見ただけでそのバトンを自分も答えなきゃいけないのだ。
これがどんどん広がったのを想像するだけで恐ろしい。
日記を見るたびに地雷バトンにぶち当たったら、
まるでミクシィがバトンサイトになっちまう。
しかし、暇なので僕も答えたいと思います。
暇だし。
〇好きなタイプを外見で答えてください。
A.攻殻機動隊の少佐みたいな人。
〇携帯電話はどんなのを使ってる?
A.フラットでシャープなN702。四角いのでポケットに入れると角が痛い。
〇もし生まれ変わるなら何色?
A.澄んだ黒。
〇好きな曜日は?
A.最近はあまりの忙しさに素で曜日を間違える始末。
〇最後に見た映画は?
A.アルマゲドン。最後のシーンはほんとに泣ける。
〇怒ってるときはどうする?
A.怒ってるときは怒ってるだろ?
〇夏と冬はどっちが好き?
A.冬のほうが好き。コートも着れるしマフラーもつけてられるしね。
〇最近泣いたのはいつ?
A.最近涙もろくて困る。アルマゲドン見るといつも泣いてしまうよ。
〇ベッドの下に何がある?
A.エロ本! とでも答えてあげたいが、残念ながらベッドがない。
〇昨夜何をした?
A.天狗という居酒屋で生ハムピザを食ってた。
油っぽいのが苦手になってきたことに歳を感じ始めた。
〇好きな車は?
A.アメリカのパトカー。
〇あなたの性格を一言で言うと?
A.インテリぶったピエロ。……よく分からないな。
〇あなたの顔を動物に例えると?
A.うさぎ。なぜってうさぎ年だから。
〇濃い顔?薄い顔?
A.しょうゆ顔とソース顔って言葉が昔あったんだけど、
どっちの方が濃い顔なんだか、未だに分からないんだよね。
〇身長は?
A.165cm。コメントしづらい普通な身長。
〇自分の体で嫌なとこは?
A.自分の顔が嫌い。だから鏡も嫌い。
〇たばこは吸う?
A.たばこは……そう、たばこは吸わないね。
〇カラオケでは何を歌いますか?
A.マイナーな曲を歌うせいで微妙な空気がいつも漂ってるのは仕様。
〇カラオケで異性に歌って欲しいのは?
A.YOUはSHOCK。ぜひとも愛をとりもどしてほしい。
〇着メロは何ですか?
A.意気揚々と着メロをダウンロードしたら音質があんまりだったのでデフォのまま。
〇あだ名は何ですか?
A.コナミゲーのユーザー名でせもを名乗ってたらいつの間にかみんなに呼ばれ始めた。
〇彼氏、彼女にするなら美肌派?美黒派?
A.美肌っていいですねぇ。
〇何系の男性(又は女性)が好き?
A.カッコいい系。カッコいい女性って憧れる。
〇異性の好きな髪型は?
A.特に髪型にはこだわりみたいなのはないというか、髪型の種類を僕はよく分かってない。
〇スポーツ派?知性派?
A.僕はこれでもインテリ眼鏡のあだ名を持つほどのインテリですよッ!
〇背は何センチから何センチ?
A.俺は背にこだわらないぜ。
〇買い物はどこでしますか?
A.なにいってるんだよ、Amazonに決まってるじゃないか。
〇趣味は何ですか?
A.小説書くこと、文章書くこと、何か書いてること。
〇マイミクで会いたい人は?
A.ピピチ氏やらアギト氏には最近会っていない。
ふたりとも今度カラオケでも行きましょうよ!
〇あなたが今1番気になっていることは?
A.いま書いてる小説がとりあえずにしても完結するかどうか。
〇あなたが今1番したいことは?
A.どこか遠くの異国の彼方で、欲とは無縁な静かな時間を過ごしていたい。
〇好きな人が出来るとどうなる?
A.どうだろう。たぶん冷静だろうね、嫌なことに。
〇彼氏、彼女と喧嘩したとき自分から謝れる?
A.謝らなきゃいけないってのは分かってるんだけど、わりと意地っ張りな性分だから。
〇初デートはどこにする?
A.映画を見て、そのあとその映画についてどこかでコーヒー飲みながらあーだこーだ話したい。
〇男女の友情ってあり?
A.友情は見返りを、求めない。
〇夢を持つ異性ってどう思いますか?
A.素敵ですねぇ。
〇なんと言われて告白されたいですか?
A.「好きだよ」、とでもひとこと言ってくれさえすれば狂喜します。
〇プロポーズの言葉は?
A.「結婚しよう」とシンプルに。
〇何とも思ってなかった異性に「好き」と言われました。どうする?
A.友達からでよければ、と返す。しかしそんなことはたぶん起こらないと思う。
〇好きな人に好きな人ができました。どうする?
A.好きな人の好きな人も好きになればいいよ。
〇あなたは彼氏、彼女ができたら素直に「好き」と言えますか?
A.言えればいいな。
〇家が遠い彼氏、彼女が「会いたい」の一言。どうする?
A.遠いってどれくらいかわからないけど、会えればいいね。
〇好きな人に「~な人は嫌いなんだよね」と自分にあてはまることを言われました。どうする?
A.別に気にしない。
〇好きになるきっかけは?
A.なんだろう。これだ! というのはないんじゃないかな。
〇理想を5つ。
A.コーヒーをブラックで飲む人に悪い人はいないよ。
〇理想の人に出会ってる?
A.はは。そいつはどうだろうね。
〇恋愛と結婚は別ですか?
A.結婚となると現実的な問題が多く出てくるから、たぶん別物なんだろうね。
〇あなたの宝物は何ですか?
A.陳腐だけど思い出。俺だけの宝物。
あら、結構真面目に答えてしまった。
それにしても地雷バトン怖いね。全部答えるのに1時間もつかっちまった。
もしこれを毎日答えると思うと、背筋がぞっとするぜ……
さて、水曜は毎週恒例の三題話しとしましょう。
最近ではお題生成ジェネレーターが僕にどんな無茶な難題突きつけるか、
正直いって楽しみになってきました。マゾですね。違いますね。
そんな今日のお題は。
同級生
挨拶
ひやかし
あら、意外とマトモじゃないですか。
「おはよう」
と挨拶しても、同級生の彼女は何の反応も示さなかった。
別に死んでいるわけでもない、いわゆる無視だ。
何が悪いのか、無視されているのだ。
俺も結構意地っ張りな性格なので、無視されると意地になってしまう。
例えるならアメリカとソ連の冷戦状態のような状態だった。
別にそうでもなかった。
彼女のクールさは並大抵のものでなく、いつだったか俺が「おはよう」と
128回ほど言ってやったことがあったが、それでも何の一言もなかった。
まさにクールのオリンピックがあったら優勝できるような逸材だ。
「おはよう」
その日も同級生の彼女は何の反応も示さなかった。
その生き様に俺はある種の尊敬と関心を持ったので訊ねてみることにした。
「そのクールっぷりの根源は?」
無視。
まさに気持ちのいい無視だ。
野球で例えるなら思いっきりスウィングした三振とでも言うべきか。
「ひやかし」
へ?
あ、え……?
あら? 喋った?
頭の中には無数の?マークが湧き出てきた。
出会ってからひと月の沈黙を初めて破った言葉が、しかし。
まるでわけが分からない。
「ひやかし?」
「ひやかし」
「ひやかし?」
「ひやかし」
「……まるで、禅問答みたいだな。なにをひやかしたって?」
同級生の彼女は、テーブルの上の、水の入ったコップを指差した。
「いつも水だけ飲んで帰ってくじゃないですか。
何か食べていってくれればいいのに。ひやかしですか?」
「今日はやけに喋るね」
「いつも喋ってますけど?」
え? ……どういうことだ?
いつも喋っている。喋っているだって?
そんなことはありえない。事実彼女の声を俺は今日初めて聞いた。
しかし、彼女がこんなにも急に饒舌になる理由など思いつかない。
あぁ……クールな彼女はどこへ行ってしまったんだろう。
俺はタダ水をごくごくと飲んだ。
カラカラだった喉は潤って、頭も冴えはじめてくる。
やがて俺はひと月前に壊れた耳を、ついさっき修理したことを思い出した。