インフルエンザ、怖いですよね。
ちまたで噂のタミフルにはお世話になりたくないんで打ってきました。
インフルエンザのワクチン。注射でぶすっと。
注射なんて何年振りかなぁ、と振り返りつつ、
びくびくしながら注射されたんですけど。あら大して痛くないじゃないの。
なんて油断してたらじわじわと痛みが。い、いてぇ!
そんなこんなで痛みにこらえながら、これ書いてます。
そんな痛いわけじゃないけど痛くないわけでもないという
中途半端な痛みが僕を悩ませてくれてる。
あー、ちくしょう。
読書の秋ってことでたくさん本を借りて読んでます。
その話は、また今度。
誕生日だったんでファミレスでステーキ食ってきました。
焼き方は当然ミディアム、ライスセットで。
もう美味いのなんのね。
食ってるあいだずっとニヤニヤしてたよ。
不審人物だよ俺。でも美味かった。久しぶりに食の喜びを思い出した。
いつもはパンとかスパゲティとか小麦大好き人間だけどね、
やっぱステーキにはライスだよ。ゆずれないね、これは。
ホント美味かった。
感謝。いまの俺を作ってくれたいろいろなものに感謝。
自分の誕生に感謝。
と、ここでカレンダー見て思い出す。
「あぁ、誕生日昨日だったな……」
安かったから買ったパワプロ12でマイライフモードって、
プロ野球選手を体験するモードやってんですよ、さいきん。
僕の作ったサクセス選手堀本はABAFGと、
パワプロやってない人にはなんだかわからないでしょうが、
守備は悪いけど打撃は上手い巧打者。
1年目の最初の頃は佐伯のせいで2軍とベンチでくすぶってましたが、
後半戦ともなるとさすがに監督も堀本の強さに気付いたのか
ようやくレギュラーに抜擢。
打席が足りなくて首位打者は取れなかったですけど、
新人王とベストナインに選ばれ、大活躍でした。
2年目はもちろんスタメン。
ミートAでパワーBの堀本が8番打者なのはホント疑問でしたが、
あれも監督の作戦だったんでしょう、下位打線でも油断させないって。
それからパワーもあげてパワーヒッター取得して、
5年後には完全無欠の1番打者として横浜に君臨しました。
オールスターほぼ毎回出場。5年連続ベストナイン。
2回の三冠王。守備Eのときもらった謎のゴールデングラブ。
(守備Aまであげたのに以降まったくもらったことがない)
能力もAAACAと球界を代表するような野手に成長し、
横浜も日本一に導いたのでそろそろ他へ行こうとFA宣言。
(実際のFAは10年だがパワプロのFAは5年)
これだけ記録出したんだし、思いっきりふんだくってやろうと、
どす黒いクレパスのような心でオファー待ってたんですけど、オファー来ない。
全然来ない。気配すらない。
とうとうFAの日、他の球団がなかったんだし諦めろみたいな感じで横浜に。
もうここまで来ると陰謀としか思えなくなってくる。
仕方なく僕は今日も横浜で一番打ってる。
わかったよ神さま、横浜でやってきゃいいんだろ。
小説の上達、とか検索すると結構いろいろなサイトがあって、
いろいろと書いてあるんですね、小説の上達法が。
さいきん、ちょっと文章を書くことに煮詰まったから、
これはひとつレベルアップしてみようとそういうサイトを回ったんですけど、
ダメでした。
いや、サイトにはいいことが書いてあるんですよ、
たとえば小説におけるタブーとかあるんですね。
そういうのをみると、僕、ずいぶんタブー犯してるみたいで。
まぁちょっとは自覚してるところもあるんですけどね。
だけど、タブーを全部排したら面白いかというと、そうじゃない。
むしろタブーを積極的に取り入れた面白い作品だってある。
そう考えたら、どうなんだろって。
で、面白い小説ってなんだろってちょっと考えてた。
面白い小説ってのは読者が面白いっていうことなんだろうけど、
僕は客観的に仮想の読者を意識して、自分の作品を読めない。
だからせめて自分が面白いと思うものを書いてる。
読者を意識して、とか、できる人はホントすごいと思う。
僕はまったくできないでいる。
でも、ちょっと思った。
自分が面白くないと思っても、読者が面白いと思ってる場合はどうするんだ。
たとえつまんないと思っても、読者から人気があれば出しちゃうのだろうか。
どうなんだろ。
僕はやだな。
文章力の向上になってるか分からないけど、やりますよ、久しぶりに。
三題話し。今日はどんなお題なのか、むしろ楽しみなくらいです。
それで、今日のお題ですが
文化祭
言霊(ことだま)
賭け
い、意外とマトモ……!
でも言霊ってなんだ、検索しなくては……
言葉に宿る霊的な力……?
その選択は、まさに賭けだった。
文化祭という一大イベントを、僕はすべて彼女に託したのだ。
失敗すれば助かるまい。しかし、彼女の言葉が僕を奮起させた。
彼女の言葉は美しいだけでなく不思議な力がある。
馬鹿にする人もいるかもしれないが、僕はそう信じている。
だからこんな無謀な賭けに応じたのだ。
「オープン」
僕の手役はQのスリーカード。
決して悪くない。自信たっぷりに見せてやる。
その瞬間、麻野の口元が邪悪に歪むのを見た。
こ、こいつ……!?
「僕はQのスリーカードだ、そっちも早く見せたらどうだい。
どんなにごねたって今さらこの勝負はなくならないんだから」
「そうだな、ふふ……」
僕の眼の神経は、すべて麻野の手、そしてカードに向けられていた。
負ければあまりに失うものが多すぎる。しかし勝てば……!
頭は陶酔していた。背負うべきリスクも忘れ、勝つことだけをイメージした。
開いた手札。
……ロイヤルストレートフラッシュ!?
「私の勝ちのようだな、ふふ……」
「それはどうかしら」
彼女が声を上げた。
静かに、激しく。
「私、見たの。あなたのイカサマを」
「ウソを言え! 私はイカサマなんか……!」
しかし、麻野の言葉を信じる奴なんかいない。
彼女はクラスの人気者。麻野はクラスの嫌われ者。
どちらを信じるべきかみんなはよく知っている。
「麻野、お前そんな卑怯までして勝ちたかったのか……?」
「違う、私は……!」
僕がトドメをさすとあとは野次馬とも言えるクラスメイトが天誅を下す。
クラス中に罵倒された麻野は耳をふさいでどこかへ逃げ出してしまった。
試合の終わったあと、帰りながら僕は彼女に話しかけた。
「イカサマなんてよく見抜けたね。全然分からなかったよ」
「あぁ、あれ。でっち上げよ」
「え!?」
「麻野はイカサマなんてしてない。あれは正々堂々やってたわ」
「じゃあなんであんなことを! ヒドイじゃないか!」
「勝ちたかったんでしょ?」
「そ、そりゃあ……」
「私があぁ言わなければ負けてたわ」
「それはそうだけどさ……」
「いいじゃない、麻野なんか。嫌われてるし。
あんな奴どうなっても私たちに関係ないでしょ」
「うん。それもそうだね」
「じゃあ帰りましょう」
「うん!」
僕は笑顔でうなづいた。